【戸塚共立第1病院】定期訪問診療について

定期訪問診療について

戸塚共立第1病院 名誉院長

森保 幸治 (もりやす こうじ)

皆様こんにちは。戸塚共立第1病院の森保です。 
 私は1997年に当院に赴任いたしましたので、今年で28年目になります。これまで地域の皆様の暖かいご支援が
あって勤務が続けられたことに深く感謝申し上げます。
 さて、皆様もご存じのことと思いますが、日本は少子高齢社会が世界で最も進んでいる国です。2024年の出生数と死亡者数は70万人弱と162万人程度となり、この1年で90万人以上の人口減となりました。戸塚区もこの流れにあります。
 当院の外来においでいただいている患者様も高齢の方の割合が非常に高くなって参りました。車椅子や、ストレッチャーなどで来院される場合もあります。お一人で通院することが困難な場合、ご家族又はヘルパーの方が付き添っていらっしゃることも多く、狭い待合でご不便をおかけしております。この恵まれないインフラの改善の為に新築移転を予定しておりますが、その実現にはもう少し時間がかかりますため、当面はこの与えられたインフラの中で地域医療に貢献して参ります。
 ところで、皆様は【定期訪問診療】をご存じでしょうか?月に1~2回予定を組んで、ご自宅あるいは高齢者施設などを訪問し、定期的に診療を行う診療形態です(「体調が悪いので診察をお願いします」との依頼を受けて患者様のもとに診療に伺う往診とは異なります)。

当院では6人の常勤医師が専従ではないものの定期訪問
診療に従事しております。長時間お待たせすることの弊害や通院に伴うご家族のご負担の軽減に役立つと存じますのでご相談ください。
 これからの季節は気温の上昇、豪雨災害など1年の中で最も体への負荷の大きな時期となります。皆様どうか無理のない生活を続けていただきますよう心からお祈り申し上げます。

戸塚共立第1病院 在宅医療部のご案内

診療内容

病院や診療所などの医療機関を受診していた患者様が、やむを得ない理由(※1)により通院が困難になった場合に利用できる診療形態の一つです。当院では月2回の定期訪問診療を基本としています。
※1:加齢に伴う筋力低下やがん終末期など

訪問診療の範囲

戸塚共立第1病院から車で片道30分以内

戸塚区、泉区、栄区、港南区、瀬谷区、鎌倉市の一部
※片道30分を超える場合は、想定される訪問頻度・往診に制限が生じる可能性がございますので慎重に検討させていただきます。
※詳細は在宅医療部(TEL:045-864-2501)までお問い合わせください。

他医療機関で既に訪問診療が入っている場合でも、皮膚科のみの単発往診を実施しております。